たかおか共創ビジネス研究所第3期
高岡市/富山大学

事業レポートReport

たかおか共創ビジネス研究所 2日目第3・4限講義&討議

2016年6月30日
地域再生論 〜地域を取り巻く環境変化〜
日時 :平成28年6月30日(木)15:00〜18:00
会場 :富山大学高岡キャンパス大会議室

たかおか共創ビジネス研究所の2日目が開講。オリエンテーションと地域再生論として,人口減少・少子高齢化など地域を取り巻く環境や地域課題解決をビジネスで取組みと何かなど,高岡の地域活性化プロジェクト創出へ向けての基礎講義がおこなわれた。

たかおか共創ビジネス研究所 第3・4限講義&討議

第3限

オリエンテーション
研究所設立の狙い〜カリキュラム
説明 :高岡市経営企画部都市経営課 主幹 長久洋樹氏

前回の開講式でも説明された「たかおか共創ビジネス研究所」の概要や考え方について詳しく説明され,全員での共有化がおこなわれた。大学を取り巻く環境の変化について,大学が地域活性化の中核拠点として地域のニーズに応じた人材育成拠点の形成と地域社会のシンクタンクとして様々な課題を解決する地域活性化期間としての役割を担うようになったとし,富山大学で開設した地域連携戦略室や未来の地域リーダー育成し,地域イノベーションの創出を図る地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)を紹介。地域づくりを取り巻く環境の変化として,国の新たな国土形成計画(全国計画)に示された具体的な方向性を説明。

ローカルに輝き,グローバルに羽ばたく国土の形成や個性ある地方の創生について,小さな拠点の形成,コンパクトシティの形成,連携中枢都市の形成について説き,高岡市では近隣の市と協力し連携中枢都市の形成に取り組んでいると話し,高岡市の共創のまちづくりについて説明紹介した。地域課題を解決した地域活性の事例として島根県海士町の移住者を活力にした事例と米子市法勝寺商店街の商店街運営の事例をあげ,地域課題解決には全国の様々な事例の中にヒントがあることを示した。

「たかおか共創ビジネス研究所」ついて,地域課題から内需を生み出し,地域経済の循環させるコトが重要で「企業・金融・行政・大学が早い段階から地域課題を共有し一緒に考え,地域と社会が関わり,地域課題をビジネスで解決していくことが研究所の目標」で「高岡の地域課題を考え,地域課題解決の全国の事例を検証してヒントを掴み,何ができるのかをみんなで考えて,一人ひとりが高岡の地域課題と企業の営利活動の共通項を探し出し,本業を活かしてできるプロジェクト育成が目的」と説明。今年度のカリキュラムのテーマは「高岡を次のステージへと繋ぐのは,あなたのアイディアと行動力です。」と告げ,予定する講義・講師や今後の流れについて伝えた。また,第1期・2期研究員の修了式で発表したプロジェクトや修了後の動きや活動についても紹介した。

第3限

基礎講義 
地域再生論 地域を取り巻く環境変化〜新たな地域づくり〜
講師 :富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾氏
たかおか共創ビジネス研究所 第3限

基礎講座として地域を取り巻く様々な環境が変化する中での新たな地域づくりについて学び、様々な事例に触れながら、新たなまちづくり・地域活性とは何かということを考えた。

大学の知の活用による可能性を引き出し,富山全域の連携が生み出す地方創生へと繋ぐ富山大学地域連携推進機構の地域連携戦略室について説明し,シンクタンクを目指した県内自治体との活動を紹介した。高岡市と進めているたかおか共創ビジネス研究所のような産学官金の異業種が集まり,ビジネスでの地域課題解決による地域イノベーションで地方創生へ繋げているスタイルは全国各所から着目されはじめていると話し,高岡より先行して取り組んでいる魚津市で同様に進めている魚津三太郎塾の活動について紹介。富山の自然環境が生み出す「水循環」を共通テーマに守り・育み・活用することで塾生企業の本業・特技を活かした事業創出する取り組みは40人程の修了生を送り出し,修了生によるNPO法人の設立による新たな事業活動や青年会議所などの横の広がりをみせ大きく変化をみせていると話した。

また,舟橋村との活動事例として異業種による子育てクラスターの形成を進めた子育て共助のまちづくりモデル事業についても紹介。魚津・高岡・舟橋との地方創生のノウハウを活かして和歌山県田辺市との連携も始め,新しい富山大学の動きとして地域イノベーション・まちづくりイノベーション・ローカルイノベーションといった地方創生・新たな国土形成計画で求められる新たな地域づくりの世界に取り組んでいると話した。人口減少を克服し,地域の活性化と雇用を創出し地域経済の活性化に繋げている事例として,田辺市の秋津野ガルテンと広島県安芸高田市川根振興協議会の事例を紹介。ソーシャルイノベーターやソーシャルビジネスについて,小さな拠点の形成や多様な主体者による事業型の地域づくり活動についても説明した。また,地域課題から共通の価値を見いだしビジネスプロジェクトの事例として旭化成ホームズの子育て共感賃貸住宅の事例を紹介し,CSV(共通価値の創造)の概念を説明した。

さらに高岡で地域課題をビジネス解決している取組み事例として,塩谷建設のまちなかマンション建設やビルのリノベーションの取組み,研究所1期修了生の大越仏壇の寺子屋づくりの事業展開についても紹介。「富山でも多くの仲間が活動していることを思い起こし,地域活性は誰かがヤルのではなく,皆さん自身がヤリ進めて欲しい」とエールを贈った。

第4限

討議
研究生自己紹介

各研究員が自身のプロフィールを紹介。受講の動機や企業・個人で取り組んでいることやこれから取り組みたいこと、各自の企業や個人の強み特技、考えている方向性や課題などの情報を全員で共有した。

研究員自己紹介

沖 昌幸氏 (有) 沖商店

塩崎吉康氏 塩崎商衡 (株)

清水 悟氏 (有) 酢谷不動産

中尾真夢氏 (株) 中尾清月堂

松本光司氏 ISD office

宮脇友基氏 (株) ミヤワキ建設

吉岡幸治氏 (株) 文苑堂書店